【いのちを支える九つの法則】 ※インド古典より
第一の法則 「与える法則」 与えることは受け取ることを生み、受け取ることは与えることを生む。しかし、受け取ることを目的として与えるという功利主義では、この法則を十分に働かせることができない。実践のうえで大切なのは、すでに受け取っているという感謝の気持ちから与えることである。自分がもらっているものの多さが理解できれば、人に「与える」のではなく、「お返しする」という感覚も分かるようになる。
第二の法則 「純粋潜在力の法則」 私たちは最奥に歓喜鞘をっていて、それは純粋な喜び、純粋知識、完全なるバランス、至福で満たされている。この歓喜鞘に包まれた真我(アートマン)こそが、本来の自分であり、その本質を体験すればするほど、その純粋潜在力を活用することができる。環境や物によって定義づけられる自分(怖れによって動かされ、認められることを欲し、物事をコントロールしようとする自分)ではなく、意識を内に向けること。エゴとはセルフイメージであり、社会的仮面・役割は認められたいと願い、権力により維持される。内なる自分に回帰することにより、人々は引き付けられ、望むものを引き寄せる。
第三の法則 「原因と結果の法則」 いいかえると「カルマの法則」。この法則を理解し、最大限に活かすには、一瞬一瞬の選択を意識的に行うことが大切である。現在は、過去の選択の結果である。私たちは過去の経験によって条件づけられており、人や環境によって引き起こされることに自動的に反応するようになっているため、自分たちが選択できる、ということを忘れてしまう。
第四の法則 「最小努力の法則」 自然の知性は、努力も注意も払うことなく働いている。真我に気付けば、望むものを最小の努力によって実現することができる。この法則は、行動が愛情に動機付けられていればそれだけ拡大する。自然は宇宙の愛のエネルギーによって創造されているからである。実践には、@「受容」(今を受け入れる)、A「責任」(問題を受け入れて、その状況に対し、創造的に反応する)、B「無防備」(自分の見解を他の人に説明して理解してもらおうということを放棄する)の3つを守ることが必要である。
第五の法則 「意図と願望の法則」 人は自分の深い願望のごとくになる。
願望は意図のごとくになる。 意図は、行いのようになる。 行いは、宿命のごとくになる。
(ブリハッドアーラーニャキャ・ウパニシャッド4-4-5)
「注意」を向ける対象に対して「意図」することは、無限の時空の出来事を調和させ、「意図」したことを実現するように導く。
第六の法則 「放棄の法則」 「結果」にこだわることを止める。欲するものは執着をしないことによって成就できる。放棄とは、自身の内なる自己の力を信じることにより可能になる。放棄の法則は、進化の過程を全体的に早める。この法則が理解できたら、無理に問題を解こうなどと考える必要はない。無理は新たな問題を生むだけである。
第七の法則 「ダルマ(人生における目的)の法則」
それぞれの人には特異な才能があり、それを発揮して何を人に与えることができるかということに意欲をもつことで、その人らしい生き方ができる
ダルマの法則には、3つの要素がある。@私たちは真我を発見するたに生まれた、A私たちは特異な才能をそれぞれもっている、B人に奉仕する。
第八の法則 「自己相似性の法則」 「いま」がすべての基本である。「いま」における意識、心、身体の状態が、未来である。「いま」を意識的に生きることが、未来を開くことになる。また、私たちの人間関係において、ある領域での関係性は、他の領域での関係性と相似的である。
第九の法則 「ゆらぎの法則」
すべてはひとつから起きている「ゆらぎ」である。死ぬこと、生きることはひとつである。病気をすることも、健康でいることも、ひとつのものの表現に過ぎない。表面的にはふたつの相反する事象がゆらぎを起こしていても、表面に現れるのはマーヤ(幻)であり、惑わされることはない。
「インドの生命科学 アーユルヴェーダ 」より。
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