「自己肯定感」を考える
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生きていくうえで、「自己肯定」「自己否定」、どちらが必要、あるいは大切と、みなさんは思いますか? 思想や宗教によっては、「『自分』という、小さな殻を破るには、自己否定が必要だ」と言います。その一方で、心のなかに空虚さを抱え、自分を嫌い、自分を否定し、出口のない闇へと落ち込んでしまう人がいます。 「不安のなかで生きる人たちには、『自己肯定感』が不足している」「自分を愛することで、人生は豊かになる」と、言われたところで、さあ、どうやって、自分を愛したらいいんでしょうか?肯定したらいいんでしょう? このパートでは、「自己肯定感」をキーワードに、子どもや人間の発達段階に応じた「肯定感」、社会問題や病理について考えていきます。 |
「自己肯定感」という視点
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「自己肯定感」という言葉は、今でこそ、私の心に響きますが、以前はピンときませんでした。 理由は簡単で、「自分を嫌い、否定している自分」に、まったく気づいていなかったからです。 なので「自己肯定」と言われても、「私は十分に自分のことが好きで、自分を肯定して生きている」と、思い込んでいました。嘘をついている自覚など、ありません。 鬱状態の人、自殺願望者、そういった人たちが「自己肯定」できず、自分嫌いであろうことは、容易に想像できます。 |
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