自分に対するマイナスイメージ
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「ほめる、叱る、言葉をかける自己肯定感の育て方 」
には、こう書いてあります。
(P.12より)
親に褒められた子どもは、自分が認められたことで、そのよいところをどんどん伸ばしていきます。よいところが伸びていけば、それまで欠点だと思っていたところが気にならなくなり、いつの間にか消えてまいます。
しかし、欠点ばかりを指摘されていると、子どもはそこから抜け出せなくなっていきます。
簡単にいえば、長所を伸ばしていき、欠点に注意を払わないことで、欠点は自ずと解消されていく、ということのように思います。そして、その結果、子どもは、不必要なマイナスイメージを、自分に対して固着させずに済む。
私には、ひとつの疑問があります。
「褒める」も「叱る」も、かなり意識的に (言い換えると、心を込めて、真剣に) 行うようにしていかないと、子どものなかに“勘違い”が生じ、無意識にせよ、親の注意を引くために、「叱られる」行動をとるようになることもあるのではないか、ということです。
“勘違い”というと語弊がありますが、「叱る」ことと、「褒める」ことの質的な違いが、子どものなかに、違うものとして認知されない状況を招く、ということです。
私の目には、「叱らない親」「叱れない親」が増えているように見えるため、ならば「自己肯定感」に満ちた子どもは増加の一途、のはず。残念ながら、そのようには見えないのは、「褒めたつもり」「叱ったつもり」では意味がない、ということを意味するのかもしれません。
親が褒めているつもりでも、子どもはそのように受け取っていなかったり、叱ったつもりでも、子どもにしてみれば、親の注意を引くことに成功した証だったり。
「褒める」とは、長所に栄養を与えること。
ならば、効果的に(あるいは意味のあるかたちで)栄養が補給されないと、欠点は消えていかないのではないかと思います。
親や大人の心に、ゆとりと繊細さが必要ですね。
また、子どものみが「自己肯定感」に満ち溢れるというのは、現実には無理な話で、接する親が、自分を否定していたり、自信不足であったりすると、子どもはその空気やエネルギーを受け取ります。
つまり、子どもに「自己肯定感」をもたせたければ、親自身も「自己肯定感」に溢れていなければならない、というのが、私の考えです。
>> 「自己肯定感」と「自信」の関係
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