「自己肯定感」と「自信」の関係
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「ほめる、叱る、言葉をかける自己肯定感の育て方 」より。
(P.21)
自己肯定感がないと、自分に自信がもてません。自分の発言にも自信がもてません。そして、他の人から何かいわれないかと、評価が気になります。人と上手につきあうためには自分に自信がないとできません。
同書は、子どもの教育や発達、という視点で書かれているので、上記引用について、私も同感です。
人間は家族のなかに生まれ、集団のなかで生きる存在。
他者との関係において自己を確認する、社会的な動物です。
人間の発達・成長の段階において、「集団との関わり」という視点は重要です。
ただし、「自分に自信をもつ」ということと、「他人からの評価」の関係は、長い目、広い視点で見ると難しい。集団で上手くやっていけているように見えるから、「自己肯定感」を持っているとは限りません。
大人の場合で考えてみましょう。
「自己肯定感」に満たされた人は、「他人からの評価」が不要なはず。
そうでなければ、「○○さんって、スゴイわね〜」とか、「やっぱり、ここは○○さんでなければ」とかというように、絶えず賞賛してくれる第三者が周囲にいないと、精神的に不安定になってしまいますし、それは「自己肯定」に拠って立っているのではなく、「他者からの肯定」への依存です。
「自己肯定感」に満ちた人は、集団に属することを必要としないと思うのです(食べ物の流通や、インフラの利用など、命をつなぐという点で、集団に属することは必要でしょう。その意味において、人間は一人では生きてはいけません)。
「自己肯定感」に満ちた人は、集団のなかに身を置いていたとしても、正・負を問わず、集団からの影響を受けにくい。ゆえに、集団のなかにいて、当人はストレスを感じないのではないか、と思います。
「自分に自信をもつ」ことは、幼児から青少年くらいまでの時期において、「他者からの承認」によって、その多くがもたらされるのかもしれませんが、究極にあるのは、「誰が評価しなくても」「誰が褒めてくれなくても」自信がある、という姿ではないでしょうか。
誰しも、長所・美徳はもっています。
しかし、時代や、他人の物差しに合った長所・美徳でない場合、肯定的に承認される機会は、少なくなるはずです。
「他者からの承認による自信」に依存するならば、「自分に自信をもつ」ことから、限りなく遠いところに、位置せざるを得ない人たちが、少なからず出てきます。
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