思いがけないところにある「否定」の罠

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自己肯定d

ほめる、叱る、言葉をかける自己肯定感の育て方」より。

大人としては肯定的な働きかけをしているつもりでも、子どもにとっては、むしろ否定的に扱われているとさえ感じられる接し方もあります。

子どもは、質問が大好き。

私も子どもだった頃、親によく
「○○ってなあに?」
「どうして?」
と、質問していたように記憶しています。

質問ばかりしてくる子どもに、閉口することがありますが、同書によれば、子どもの「知りたい」という気持ちに応えることが、芽生えた欲求を健やかに伸ばしていくうえで大切。

執筆者の一人である、波多野ミキさんは
「子どもがいろいろな質問をしてきたときに、どのくらいていねいに親が答えたかによって、その子がその後、どのくらい伸びるのかが決まると言ってもいいと私は思います」
と書いていらっしゃいます。

なるほど。

ていねいに答えてくれることは、子どもにしてみれは「尊重された」ことであり、相応の価値ある存在として扱われている自分に対する「肯定感」につながります。

面白かったのは、子どもからの質問に対し、時には
「○○ちゃんはどう思う?」
と質問返しをしてもよいけれど、始終その調子では、子どもが質問をすることを嫌がるようになるので、控えるように、という部分。

大人の側が、子どもの質問に答えるのが面倒なとき、そういう対応をしがちです。子どもにすれば、
「知りたいから、分からないから、聞いているんじゃないか」
といったところでしょう。

親から疑問をもたせる意図をもって働きかけるのではなく、子どもが疑問に思ったことに答えるのがベター。

「読み聞かせ」についても、途中で子どもが口を挟んだからといって、「聞いていなさい」。 また、読み終わってから、感想を述べさせたり、何が書かれていたか言わせるというような、「『読み聞かせ』をつまらなくする」ことはしない方がよいとのこと。

大人たちは、深く考えずに、そういった行動をとりがちですが、子どもにしてみれば、彼らを試すような対応は、間接的な否定(信頼と共感的態度の欠如)と感じられ、親や大人への不信、ひいては内へとこもらせる要因になるのかもしれません。

>> 子どもにとって、母親は「心の基地」